【一発合格者】が社労士市販テキストを解説|独学から始めるメリットや選び方を紹介!
- 社労士講座が気になる
- でもやり切れるか不安
- 市販テキストで独学はムリ?
『社労士講座は受講したけど、結局挫折してしまった。』
そうならないためにも、まずは市販テキストから始めることをおすすめします。筆者も、市販テキストを使って3ヵ月ほど独学で社労士試験の勉強をしていました。
資格取得を目指すとき、最初はやる気に満ち溢れているものでテキストも漫画の新刊が出たかのように輝いて見えます。
ですが、そう思えるのは最初の3日程度でその後は重量感しか残りません。
市販テキストで、最低限それくらい継続できないなら予備校でも挫折する可能性があります。
社労士試験は、焦らず自分に合ったペースで着実に積み上げていくことが非常に重要です。最初はマイペースに市販テキストを検討していきましょう。
- 初学者向け
- 独学者向け
選ぶテキストによっては、社労士試験に興味を薄れる可能性があるので2つのタイプに分けて解説していきます。
その他、筆者が感じた市販テキスト→予備校に切り替えたメリットにも触れていきます。(←ここに効果アリ)
まずは市販テキストで自分の本気度を知る
- おすすめの市販テキスト
- 市販テキストの選び方
- 完全独学志向用のテキスト
社労士試験に挑む上で、とても大切なのは勉強法です。
最初のハードルである『暗記量・法律文章』に嫌気がさして、テキストから手が遠のいてしまう人がいます。
その最初のハードルを乗り越えるための攻略本を資料請求するだけで無料でもらえます。
筆者も社労士ブロガーとして読みましたが、市販テキストと一緒に読むことをおすすめします。
クレアールの社労士試験攻略本が気になるかたは別記事でどうぞ
テキストを選ぶには【その先どうするか】
まだ興味を持った程度で社労士講座を受講すると挫折しかねません。徐々にペースを上げていくためにも、スタートは市販テキストで学ぶことをおすすめします。
社労士を本気で目指す場合、選択を誤ると数年単位・数十万円と費用がかかってしまいます。まずは市販テキストで勉強スタイルの土台作りをしていきましょう。
そのために市販テキスト選ぶさいのポイントが!
なんとなくで選ぶと、あとあと使わなくなり費用の無駄になるので注意してください。
- まず社労士を知りたい
- 独学を前提で始めたい
- どっちもふまえて選ぶ
考え方によって、市販テキストの選び方が多少なり違ってきます。始め方は非常に大事になるので、自分に合った市販テキストで始めましょう。
- 社労士入門用テキスト
- 予備校視野のテキスト
- 完全独学志向のテキスト
それぞれの特長を踏まえて市販テキストを紹介していきます。
最初のテキストは大事!
初学者が始めやすい【入門テキスト】
最初から社労士講座ってのも気が引けるって方におすすめの市販テキストを紹介していきます。
日々、社労士の市販テキストを読みあさってる身としてはどれから入っても問題ないですが『今後どうするか』で変わるので参考にしてみてください。
まずはこれから紹介する社労士入門テキストからふれてみましょう。
全科目の重要な点がまとめられているので、復習にも使えて便利な社労士テキストです。
いきなり辞書のような分厚いテキストから始めると、社労士試験に拒否反応を起こす恐れがあります。
入門テキストで社労士試験の全体像がわかるし、なにより目指すかの指標にもなります。入門テキストは、正直どれでもいいってくらい同じこと(重要な箇所)が収録されています。
シンプルにテキストの見栄えで選んで大丈夫です。(ちなみに平置きでよく目にするのは、ゼロからスタートとはじめの一歩)
- 完全初学者でも入りやすい
- 社労士の重要な箇所のみ掲載
- まず全科目を気軽に1周できる
- 全科目の重要箇所を手軽に持ち運べる
全科目キツキツに収録されたテキストだと、最初から覚える必要のない箇所まで目がいってしまいなかなか先に進めません。
挫折する人の大半がフルテキストの労基法で挫折
でも入門テキストだと、重要なところだけに限定されているので肩の力をぬいてサッと1周できちゃいます。(←これがスッゴイ大事)
LEC『ゼロスタ!』
社労士講師として有名な澤井清治先生の入門テキストです。
どのテキストか悩むようなら、社労士実務のプロでもある澤井先生の教科書でOKです。
- LECの人気講師テキスト
- 約230ページで読みやすい
- 適度にフルカラーで入りやすい
グリーンを基調としたフルカラー過ぎないテキストなので、落ち着いた色合いを好む人にも抵抗感なく読めると思います。
文字のフォントや余白などのバランスもスッキリしているので、初学者でも入りやすいです。
- LECの社労士講座が気になる人
- 社労士試験に挑む決意が固い人
- 本格テキストに近いのがいい人
TAC『はじめの一歩』
人気資格ではおなじみのTAC出版の『みんなが欲しかったシリーズ』です。
他資格でも利用したことがある初学者には、社労士の勉強が入りやすいテキストになります。
- 他資格でも定評
- イラストが豊富で見やすい
- 文字フォントが丸みがある
- 話口調の解説でわかりやすい
みんなが欲しかったシリーズは、解説箇所がイラストに合わせてあえて丸みのあるフォントになっています。
筆者も、簿記でこのシリーズのテキストを利用しましたがスッと理解しやすかったです。
文字フォントは結構好みがわかれるので、商品説明や実際に手に取って確認しましょう。
- みん欲しシリーズ経験者
- 最初はライトめに始めたい人
- TACの社労士講座が気になる人
初学者には入りやすい入門テキスト
うかる社労士
うかる!社労士入門ゼミ
- 漫画解説あり
- ページ数は300超えだけど軽い
他の入門テキストとの大きな違いは、数ページごとに漫画解説があるのでページ数のわりに簡単に1周できると思います。
- いきなり文字ばかりは嫌
- とりあえず社労士を知りたい
ユーキャン『レッスン』
通信で資格といえば、ユーキャンを知らない人はいないかと思います。
社労士はユーキャンでも受講が可能で、市販テキストも評判がいいです。
- 各レッスンが2Pで完結
- 青を基調としたフルカラー
- 大樹系の図解でわかりやすい
ユーキャンの入門テキストも非常に見やすいのですが、値段が2,000円超えてくるし文字多めです内容も濃いです。
個人的には、入門テキストを買うくらいなら3分冊化できる速習レッスンを購入したほうがお得に感じます。(バランス型テキストで紹介)
- ユーキャン講座を検討中の人
- コツコツ区切りよくやりたい人
以上が、社労士の入門テキストでした。
とりあえず、いきなりメインテキストや社労士講座は挫折しそうで不安だと思う人は紹介した4冊から選べば間違いありません。
個人的には、澤井先生の『ゼロからスタート!』がコスパやその後の社労士講座or独学の選択などバランス感があると感じます。
テキストの費用
テキスト名(省略) | 金額 | 運営元 |
ゼロからスタート! | 1,650円 | LEC |
はじめの一歩 | 1,650円 | TAC |
うかる!社労士入門ゼミ | 1,650円 | フェニックス |
はじめてレッスン | 2,200円 | U-CAN |
あわよくばそのまま独学【市販テキスト】
『入門テキストじゃ物足りない』って人には初めから情報量ギッシリな市販テキストをおすすめします。
- 参考書
- 問題集(一問一答)
- 過去問(試験形式)
独学期間が長期化する予定なら必須のアイテムになるので、まずは①と②を購入しましょう。ある程度のレベルがついたら本試験用に③の購入をおすすめします。
ちなみに、筆者は①&②から予備校に切り替えました。
- 全科目テキスト
- 科目別テキスト
絶対独学って意思があるなら、科目別テキスト一択です。(全科目だと情報量が若干足りない)
自分に合った始め方でOK!
テキスト①『TAC』
みんなが欲しかったシリーズは、他資格でも有名でとても見やすい社労士テキストになっています。
他の資格でも一貫したシリーズなので、なんとなく目にしたことがある人も多いのでは?
- フルカラー
- 2分冊にできる
- 大手予備校が出版
- 他資格でも人気シリーズ
- 文字フォントが読みやすい
- 全科目系の中では一番の情報量(筆者の感覚)
大手の資格予備校TACが出版している『みんなが欲しかった』シリーズです。
みん欲しの特長は、解説の文字フォントでとても読みやすくて細かな点もこだわってます。
TACの問題集
TACの問題集は、基本・実践・応用の3段階に分けてステップアップできるようになっています。
見開きで解説が見える状態はつい答えを見がちなデメリットがありますが、赤シートでちゃんと隠せます。
TACのサブ問題集
TACのテキストでおすすめなのがサブ問題集で、筆者も合格しているのに思わず欲しくなった問題集です。
実践形式では日ごろのトレーニングが非効率になるので、一問一答形式の問題集は必須です。1600問収録なのにもちやすいコンパクトサイズになってます。
他社のテキストを選んでも、スキマ時間用にもっておくことをおすすめします。
社労士試験の合格率が低い理由は、選択式です。もちやすいテキストでスキマ時間に徹底してやりこみましょう。
社労士のテキストは文字数が多いので、どうしてもページ数も増えます。バックに1冊いれるだけでかなりの重量感です。
超バランス型のテキストだよ
テキスト②『LEC』
続いて、法律系資格に強いLECの市販テキストです。LECはなぜか基本テキストを2冊出版しています。(個人的には『出る順』の方がおすすめ)
結果、必然的に問題集を持ち歩く時間の方が増えてきます。
でもたまにテキストも読みたくなるんですが、気軽に持ち運べる重さではありません。
そんなときに、タブレットやスマホでテキストを読めるのはかなりありがたいです。
LECの問題集
LECの過去問
電子版はチョー重宝するはず
その他に社労士試験対策には費用がかかります。
- 直前対策
- 模擬試験
- 法改正対策
ほぼ社労士講座くらいの費用がかかってくるので、買い集めるかはある程度最初の段階で判断が必要になってきます。
集めるか・社労士講座に変更するかは早めの判断!
テキスト③『ユーキャン』
完全独学用テキスト
最後に、『独学一本でいく!』と決意している人向けのテキストを紹介していきます。
社労士講座で学んだほうが合格の可能性はあがりますが、独学で突破している人がいるのも事実です。
大雑把なデータですが、合格者の約2割ほどが独学と言われています。
独学で社労士を目指すには、全科目収録されたテキストは不便でしかありません。
- 持ち歩きに不便
- 情報が若干うすい
- 分厚すぎてモチベ維持が難しい
資格の大原のテキストや、電子書籍で購入すれば問題ないですがとにかく重いんです。
全科目収録のテキストは辞書替わりに使えて便利なんですが、あの分厚さはモチベーション維持に苦労します。
- 持ち歩きやすい
- 情報が特化されている
- 科目を決めて計画的に勉強できる
社労士試験において、どれだけ読み込み選択式を突破できるかが重要になります。
科目別テキストは情報量が豊富ですし、資格予備校もそれが当たり前です。
独学にこだわるのであれば、科目別テキストは外せない選択になります。
合格テキスト(TAC)
- 大手資格予備校のテキスト
- 全11冊(別冊を含む)
- シンプルなテキスト
ですが1冊だいたい2,000円するので、問題集も含めると3万円ほどの費用です。
さらに、模擬試験や直前対策となれば追加費用がかかるのでコスパのいい資格予備校くらいはかかってきます。
独学一本でいくかは、資格予備校の費用感も含めて検討しましょう。
全科目まとめて購入はしっかり検討してからにしよう
ちなみに、コスパの高い資格予備校はスタディングがおすすめです
市販テキストで失敗しない勉強の始め方
ここまでタイプ別に社労士の市販テキストを紹介してきました。
ここからは、市販テキストで挫折しないために意識すべきポイントを紹介していきます。
残念ながら、最初に芽生える資格取得の意欲は1カ月程度で消えてなくなります。
まずは社労士の勉強を、しっかり日々のルーティンに組み込むことが必要です。
- 丁寧に勉強しない
- 気になるところから勉強
法律文章や暗記が多めの試験なので、その程度の感覚で始めたほうが適度に興味をもって継続して社労士の勉強が続けられます。
せっかくのやる気を上手く使おう
まず科目の『骨組み』
距離も知らされずいきなり走れと言われて、あなたはどのくらいのペースで走りますか?
ゴールが見えないのに最初からダッシュする人はいないはずです。
ですが社労士試験では初めから全力疾走する人は意外と多く、バテテそのまま挫折していきます。(理由は慣れない法律文章)
ゴールを『知らず』に走り続けるより、まずはゴールまでの距離を『知る』とでは計画を立てるのはもちろんメンタルでも全然違います。
- スタートダッシュ
- 一から丁寧に暗記
- 科目通りに順番に勉強
この経験から、筆者は1カ月もせずに社労士の入り口(労基法)でバテました。
筆者はポジティブな方に気持ちを切り替えて社労士講座に申し込みましたが、人によっては挫折にもつながりかねません。
そういった意味では、最初に紹介した社労士入門テキストが肩の力を抜いて始められると思います。
意気込まないでまずは骨組みを知るべし
『知りたい』を優先
どの市販テキストも必ず『労働基準法』から始まります。
だからといって、社労士の勉強を労基法から始める必要はありません。
社労士試験は長丁場になるので、科目の順番なんて気にする必要はありません。
労基法は社労士になるためには重要な科目ですが、入口としては若干お堅い話が多めです。
- 年金っていくら貰える?
- ケガしたときの保障は?
- 失業したときの保障は?
個人的には、生活のタメにもなる健康保険や雇用保険が『なるほど』って思えて社労士への興味が増すと思います。
社労士の勉強って意識よりも、まずは興味を深めるのがポイントです。
社労士は最初から勉強意識だと結構シンドイ
社労士試験を一発合格するコツは別記事で
社労士市販テキストの【まとめ】
以上が、社労士の市販テキストから入る理由や選び方を紹介してきました。
本気で社労士を目指すなら資格予備校をおすすめします。
『社労士を目指す』と最初はやる気に満ち溢れて気持ちも高ぶっています。
その勢いで、自己投資と思い10~20万円の社労士講座費用をだして挫折、、、
そうならないためにも、まずは市販テキストで1カ月くらい続けてみましょう。
『物足りない』
そう思えたなら、あなたの覚悟は本物だと思います。
そのときは、社労士講座の選択は自己投資として価値あるものになるはずです。
- まずは興味を優先
- 一から丁寧に勉強しない
- 入門テキストで軽く1周
- 科目は知りたいところから
- 全科目収録テキストは辞書になる
- 独学一本なら科目別テキストですべき
どうか、せっかく芽生えたやる気を大事に社労士試験に挑んでください。
市販テキストで限界に感じたり、社労士講座に興味がある方は参考にどうぞ