- 社労士を目指す
- 社労士資格を取得した
- でも、、、実務経験がない!
ども、社労士しゅん太郎です。
社労士は士業系なので、独立して輝く資格でもあります。
都道府県の社労士会に所属することで、いとも簡単に開業して独立することが可能です。
でも!
社労士資格を取得した誰もが実務経験があるわけではなく、あんがい最初のハードルともいえます。
そこで救いの手として存在するのが、【事務指定講習】です。
事務指定講習を受けることで、2年の短いようで長い実務経験を得たことにしてくれます。
この記事では、事務指定講習のメリットや受けるべきかを社労士としてまとめました。
社労士の事務指定講習とは?
社会保険労務士として仕事をするには3つの選択があります。
- 社労士有資格者
- 勤務社労士
- 開業社労士
社労士は、この3つのどれかに該当します。
勤務と開業は都道府県の社労士会の所属している人たちです。
※有資格者は社労士会に所属していない
その社労士会に所属すには、2年間の実務経験or事務指定講習を受ける必要があります。
2年の実務経験とみなす
事務指定講習はホントに手っ取り早く2年間の実務経験を得ることができます。
今すぐ独立したいって人にとっては、とてもありがたい制度です。
では、事務指定講習はどのようなことをおこなうのか?
通信指導過程
通信指導過程は、事例課題が出されるので送られてきた教材をもとに実務作業を行います。
2月~5月(4ヶ月)と長めの期限を設けてはありますが、ボリューム的には休日にこなせばいける程度です。
面接指導過程
面接指導は、指定された日程に各会場で4日間の講義を受けることになります。
- 労基&労安法
- 労災法
- 雇用保険
- 労一&徴収法
- 健康保険法
- 厚生年金保険法
- 国民年金法
- 年金裁定請求等
コロナ前は会場での受講でしたが、現在はe-ランニングも可能なのでかなり受講しやすくなっています。
会場で同期と会うという最大のメリットが失われるのは残念ですが、、、
事務指定講習を受ける大半の人は開業を意識しているかと思います。
開業して社労士になる以上は、人脈はあって損はしません。
事務指定講習の時期や費用
続いて、事務指定講習の具体的な時期や費用を見てみましょう。
事務指定講習の時期
通信指導 | 2月~5月 |
---|---|
面接指導 | 8月(4日間) |
費 用 | 77,000円 |
通信指導の4ヶ月間と、面接指導の4日間の事務指定講習を受けることで2年間の実務経験として認められます。
事務指定講習を開始から終了までの期間を考えると6ヶ月です。
2年間の実務経験と差し引くと実質1年6ヶ月の短縮となりますが、そこまで急いで事務指定講習を受けるべきかも考えて受講しましょう。
実務を得られるチャンスが当面ないって人にとっては、事務指定講習は十分メリットではあります。
事務指定講習のメリット
事務指定講習の費用を見て、社労士講座であんなにお金使ったのにまだ出費があるの?
と、誰もが思います。
しゅん太郎も、社労士資格を取得時に事務指定講習を調べましたがさすがに『ムリ』と思い諦めました。
事務指定講習は、メリットがある人とない人がいるので十分考えて受講しましょう。
はっきり言って、実務経験がないからといって絶対に受けるべきものではありません。
事務指定講習のメリット
事務指定講習のメリットを見ていきましょう。
事務指定講習のメリット
- 時間を買える
- 同期と繋がれる
- 実務のリアルを聞ける
事務指定講習でなにより大きなメリットは、2年間の実務短縮です。(実質1年6ヶ月)
しゅん太郎は、じっくり実務を積むタイプだったのでメリットとは思いませんが早く開業したい人にとってはありがたい制度です。
これは面接指導過程を会場で受講した人だけのメリットにはなりますが、社労士試験を同じ受験年もしくは近い人ばかりです。
社労士として働くには、人脈はとても価値あるものになるので事務指定講習を受けるメリットになります。
さらに、事務指定講習の講師は実務のプロです。
社労士会に所属して人脈ができないと、なかなか実務の生の声って聴けないのでその点もメリットになります。
事務指定講習を受けるべき人
事務指定講習を受けるメリットがある人は下記のとおりです。
事務指定講習を受けるべき人
- 今すぐ独立したい人
- 営業スキルがある人
- 人脈や行動力がある人
- 明確なビジョンがある人
- 今すぐ実務に就けそうにない人
上記のような人は、事務指定講習を受けて社労士として開業することは選択の1つです。
そもそも社労士資格を取得した時点で、努力の成功体験があるので苦労を乗り越える力はすでにあります。
迷いがある中でとりあえず感で事務指定講習を受けようって人はおすすめしません。
事務指定講習はホントに必要?
事務指定講習は、実務経験がないからといって必ずしも必要ということではありません。
これはしゅん太郎の主観ですが!
しゅん太郎は、フリーター&社会人経験ゼロの状態で社労士資格を取得!
まさに、完全なる事務指定講習の対象と言っていいですが開業なんて考えてもなかったので受講するメリットありませんでした。
でも、事務指定講習を受けることは全く考えていませんでした。
- 独立を考えていない
- まずはじっくり企業で働く
- 事務指定講習にないものがある
当然といえばそうですが、社会人経験もないのに独立なんてありえないってので事務指定講習は論外でした。
社労士が行う仕事は、どの企業にも必ず存在します。
まずは、1つの企業でじっくり経験を積むことを選択しました。
ちなみに、総務人事系の求人を探すのであれば【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】がおすすめです。
企業で実務経験のメリット
- 費用がかからない
- 給料もらいながら実務経験
- 方向性をじっくり考えられる
- 社労士会でのんびり人脈を作れる
上昇志向が失いがちというデメリットもあるんですが、地盤を固めてじっくり社労士資格を活かしいけるのは安心材料です。
社労士資格を取得後しっかり活かすための対策は別記事でどうぞ!

予備校で学ぶ実務講座
事務指定講習以外にも、予備校で実務を学ぶことが可能です。
残念ながら実務経験として認めれる講座ではないですが、メリットがあります。
事務指定講習は学校・予備校は塾って感じ/jin-iconbox10]
事務指定講習は、まさに国家資格として型にはまった内容を学びます。
でも、事務指定講習では給与計算などリアルな実務まで学びきれるかといったら答えはNOです。
実務講座のメリット
- 開業の心構え
- リアルな実務
- 人脈が広がる
事務指定講習は、あくまでも社労士会登録に必要な条件として受講するものです。
予備校の実務講座はそこから一歩踏み込んだリアルな実務を学ぶことができます。
このどちらも本来は、どこかの企業に勤めてじっくり学べば給料をもらいながら学べるものです。
いや、そんなちんたら『学びたくない、早く体感したい』って人には実務講座は最適な講座でしょう。
実務講座おすすめの人
- 実務経験なく
- 人脈を広げたい
- 成功に近づきたい
- 特定社労士を目指してる
- その為なら費用を惜しまない
って人なら、社労士実務講座を受けてもいいと思います。
実務講座が受けられる予備校
実務講座は、大手資格予備校で受講が可能です。
実務講座は、通学で直接学ぶことを強くおすすします。
実務講座は、社労士受験中より質問したいことがバンバン出てくるはずです。
なぜなら、社労士試験で覚えたことと実務の乖離があるから!
あれもこれも質問したいってなるはずなんで、絶対通信はおすすめしません。
ってことで、通学も選べる資格の大原がおすすめです。
\実務講座詳細はこちら/ ![]() |
事務指定講習のまとめ
社労士の事務指定講習の紹介でした。
- 早急に開業したい
- 開業したい理由を明確
- 実質は1年6ヶ月の短縮
- 2年分の実務は身につかない
- 給与計算の実務力は別途必要
- 予備校の実務講座も検討すべき